群馬県内の子ども食堂への食材提供を呼びかける「お米プロジェクト」に取り組む市民団体「群馬子どもの権利委員会」の加藤彰男代表らが8日、県庁で会見し、支援を訴えた。
プロジェクトは子ども食堂の活動支援や余っている食材の有効活用を目指し、2020年に始まった。最近は物価高やコロナ禍で経済的に困窮し、子ども食堂を利用する世帯が増加傾向にあり、食材のニーズが高まっているという。
加藤代表らは「子どもを応援することは地域を応援すること。県民に広がり、お米や野菜を寄贈してくれる人が増えれば」と呼びかけた。プロジェクト発起人で、前橋市で子ども食堂を運営する清水紅さんは「子どもの貧困を人ごとではなく、自分事として考えることが大切だと思う。多くの食材が子どもたちに広がるようになれば」と語った。
各地の子ども食堂に寄付できる日時と場所、連絡先などをまとめた冊子を作成し、ホームページ上に掲載している。要望があれば郵送する。
問い合わせは事務局(☎080-3553-4597)へ。
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